あなたは人と比べて凹んだり、周囲の評価が気になったり、目標達成できなくて挫折した経験はないですか?
私も、そういった経験がたくさんあります。
でも、今日お伝えすることを知ってから、少しずつ自分の人生を上向きに変えていくことができるようになりました。
それは、「しなやかマインドセット」です。
この考え方を知っていると、自然と楽しみながら自分らしく成長できるようになっていきます。
逆に、この考え方を知らないまま生きていくことは、リスクがあります。
同じことを学んでも、同じところをぐるぐると回ってしまい成長できない状態になるかもしれません。
やってもやっても結果がでないのは苦しいですよね。
なので、新しいことに挑戦するすべての人に知っておいて欲しい内容です。
前半部分では、マインドセット「やればできる!」の研究を読んで学んだ内容をお伝えします。
後半部分では、私なりに実践して効果があったと思う、しなやかマインドセットを取り入れる実践方法をアウトプットしてきます。
そもそもマインドセットって何?

まずは定義からですね。
マインドセットって言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、その定義についてここで再確認しましょう。
マインドセット (mind set)
経験、教育、先入観などから形成される思考様式、心理状態。暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、価値観、信念などがこれに含まれる。引用:goo辞書
習慣化した感情・思考のパターンのことを言います。
ざっくり言うと、自分の癖になっている考え方ということですね。
本書では、2つのマインドセットに関して、
スポーツ、ビジネス、対人関係、教育の分野で、対比的に書かれています。
硬直マインドセット
まず一つ目が、硬直マインドセットです。
(英訳で「fixed mindset」)
信念はこうです。
「自分の能力は固定的で変わらないと信じている」
自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。
能力は変わらないと思っている。
他人から評価がもらえるかが重要。
硬直という言葉がそのままを表していますね。
しなやかマインドセット
それに対するのが、しなやかマインドセットです。
(英訳で「growth mindset」)
本によっては、成長マインドセットと読んでいる場合もありますが、意味は同じです。
信念はこうです。
「人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができる」
努力次第で伸ばしていけると信じている。
自分を向上させるかが重要。
表にまとめると、こんな感じ
本書では、この2つのマインドセットを様々な事例を通して、比較しています。
私なりにまとめてみました。
(見にくくてすいません;)

しなやかマインドセットの3つのメリット

この章では、しなやかマインドセットを身に着けるとどんないいことがあるかについて
私なりの見解をお伝えしたいと思います。
努力が楽しくなる
自分の欲求に素直になることで、自然と探求心や向上心が芽生えてきます。
自発的な行動によって、取り組んでいれば集中して取り組めるため、前進感も得られやすいです。
子供の頃に夢中になったものや、ゲーム好きな方であれば、ゲームに熱中した感覚を思い出してみてください。
次が気になったり、ワクワクがいっぱいで夢中な状態ですよね。
自然と成長のループに入っていくことができます。
人と比べなくなる
自己充実感が上がり、自分がコントロールできることにフォーカスできることにより、
人と比べなくなります。
ここで重要なのは、承認欲求自体を全否定しているわけではないということです。
しなやかマインドセットの人も、いい評価をもらうことは素直に喜びます。
硬直マインドセットとの違いは、評価をもらうことを目的にするかどうかの違いです。
メインの目的を、自己の向上においていて、評価はあとでついてくるもの。二次的なものという位置づけにできるといいですね。
粘り強く取り組める
たとえ、結果がでなくても、まだ工夫が足りていないだけと解釈し、自分の能力がないとは考えません。
いつか自分もできるようになるという自信があるから、結果が出ていなくても、行動・習慣が続けられるのだと思います。
私は他人軸Maxで硬直マインドセットだったとき、新しいことにチャレンジするけど全然続かないし楽しくなかった時期が続かなかったので、とても実感しています。
どうやったら、身につけられるのか?

この本はマインドセットの理解するための本としてはオススメです。
しかし、具体的な実践方法は、章末にさらっとしか書かれておらず、自分に置き換えて実践するのが、ちょっと難しいです。
そこで、私なりに実践した方法をお伝えします。
自分の中の「べき」を「たい」に変える
例えば「知識が足りないので読書習慣を身に着けるべき」と思ったり、言おうとしたときに、「知識が欲しい」とか「知識をもっとつけたいから読書習慣を身に着けたい」という風に変換するんです。
べきって他人の価値観から植え付けられた「正しさ」です。
それを「したい」に変換することによって、自分の本当の価値観に気づけることがあります。
今のあなたはどんなべきを持っていますか?
【例】
独立すべき ⇒ 独立して世の中にいい影響を与えたい
資格試験に合格すべき ⇒ 資格試験に合格して理想の仕事に就きたい
転職すべき ⇒ 転職してステップアップしたい
出世すべき ⇒ 出世して、もっと年収を増やしたい
スキルを磨くべき ⇒ スキルを磨いて、より良いものを作りたい
心がそう思っていたら、もちろんいいですけど、最初は思ってなくてもそう書くのがいいと思いました。
最初は言葉先行で試してみて、それで本心がしたくないと感じたならやめていいです。
他人軸という鎧を捨て去っていくそんなイメージです。
やってみて違うならその価値観は他人から植え付けられたものと気づけるし、~したいが本当なら、自分軸の価値観に変換できたということです。
どちらに転んでもプラスだと思いませんか?
自分のペースでできるところから、試してみるのがいいと思います。
私も、自己理解プログラムのPDCA日報でも心がけ実践していましたが、日に日に自分軸が培われていくのが実感できました。
面白いもので、そうすると自然と、仕事でも「~するべき」とかいう表現を使わないようになっていきました。
一番伝えたいこと

「power of the yet 」(まだの力)
これは著者がTEDでプレゼンしたときに、一言目に話していた言葉です。
日本語で詳しく書くと、「自分にはまだできないだけ」「自分にはまだ工夫が足りないだけ」といったニュアンスです。
決して「自分には無理だ。私には能力がない」とは考えません。
自分の伸びしろの部分を信じるマインドですね。
偉そうなこと言ってますが、私も壁にぶつかった時に「自分には能力がない」と思考する癖があります。
自己否定するのではなく、成功できる自分を信じたいですね。
感じていた違和感
「自分にはまだ工夫が足りないだけ」
私はこの言葉を初めて聞いたときは、何か違和感がありました。
よくよく考えて、その違和感がなぜかわかりました。
それは「自分はまだ本気をだしていないだけ」というよく聞く言い訳と、どこか重ねていたからだと気づけました。
でも考えていくうちに、この2つは、「まだ~なだけ」という言い回しが似ているけど、全然違うマインドだとわかりました。
「自分はまだ本気をだしていないだけ」というのは、先延ばしをしているだけです。
そういう人に限って、いつまでたっても現実と向き合おうとしないです。
本気を出して、その結果がダメになったときに、自分が傷つくのを回避する行動だと言えます。
でも、この記事を読んでくれているあなたは、きっと向上心のある方だと思います。
この2つの考え方が違うのは行動や習慣を変えようとしているかどうかです。
試行錯誤をしているかどうかです。
どんな指標もグラデーションだ
この2つのマインドセットは、実際は0か100かではなく、グラデーションで表れます。
また、プライべートではしなやかマインドセットだけど、仕事の分野では硬直マインドセットみたいなこともあると思います。
何かうまくいかないときや、つまづいたときに「あー今、自分は硬直マインドセットに寄っているな」と気づけるといいですね。
もし、しなやかマインドセットになれない自分を責めてしまったときは、こう思えばいいと思います。
「今の自分にはまだできていないだけ。試行錯誤をしつづけていけばできるようになる」と。
まとめ
- 硬直マインドセット、は能力が固定された信念。
人に評価されないと続けられない。 - しなやかマインドセットは、努力次第で能力は伸ばせるという信念。
物事に粘り強く取り組める。 - しなやかマインドセットを身につけると、あらゆる挑戦の土台になって私たちを支えてくれる。
- マインドセットは思考習慣。少しずつ改善していくのが良い。
思考習慣を変えるのは6か月かかると言われています。
「やればできる」という自信をつけて、自分の理想に向かって、地道に一歩ずつ自分のものにしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後もこんな感じで読んだ本で得た知識と私なりの実践もお伝えしていこうと思います^^