今日は、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド】を読んだ感想を記事にします。
この本は自己理解について、とてもわかりやすくて体系的に書かれた本です。
Twitterでは、略して「#せかやり」というハッシュタグで、関連した情報が発信されていますよ。
メインの読者層は、就活生や転職しようとしている人向けかもしれませんが、こんな人にも、きっと読んで得られるものがあると思います。
- やりたいことがなくて、モヤモヤしている人
- 何のために働いているかわからない人
- 時間を切り売りする労働ではなく、自分らしい仕事ができたらいいなと思ってる人
- ダメな自分を変えたくて、自己啓発本を読んだり、セミナーに行ったけど、成果が出てない人
感想を書く前にちょっとだけ自分のことを話させてください。
最近の私は、1か月ほど前に、たまたま見つけた八木さんの自己理解のYoutube動画にはまり、気づいたら毎日見ているようになりました。
本書の購入特典である無料ワークショップも3日全て参加させていただきました。
アウトプットしながら、私も自己理解を深めていきたいと思い、今回の記事を書くことにしました。
すいません、前置きが長くなりました。
自己理解って言葉を始めて聞いた人でも、この記事を読んでいただけると、本書の良さや必要性をわかっていただけると思います。
「せかやり」を読んだ感想
この本はタイトルの通り、やりたいことを見つける本です。
ただ読むだけではなく、実際に質問に答えたりワークに取り組むことで、自己理解を進めていけます。
本の構成自体はこのようになっています。
- やりたいことが見つからない理由を知る
- 自己理解メソッドを学ぶ
- 大事なこと(価値観)を見つける
- 得意なこと(才能)を見つける
- 好きなこと(情熱)を見つける
- 本当にやりたいことを見つける
- 本当にやりたいことを実現する
やりたいことを見つけるための考え方を学ぶ、やり方を伝える、行動という3つのステップで構成されています。
著者の実体験を交えつつ書かれているので、イメージしやすくわかりやすいです。
この本の良いところは、主に4点あります。
- 図やイラストが多くて読みやすい
- 言葉の定義が明確
- 体系的なので迷わない
- 自己理解に必要な情報が網羅されている
それでは、順番に解説していきますね。
図やイラストが多くて読みやすい
実際の本の中身を一部紹介させてください。

これなら、読書する習慣がない人でも、読み進めやすいですよね。
「読みやすいってことは、内容が薄っぺらいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
いや、全くの逆ですね。内容はぎゅうぎゅうに詰まっています。
そこには、著書の八木さんが300万円と2年半の時間を投資して得た知識の濃縮された情報・エッセンスが存分に詰め込まれています。
ここまでわかりやすいのに、内容の量と質がハンパない。
そういった本は、私は他に知りません。
相当、練りに練って作られたんだと思います。
また、難しい言葉や専門用語が一切ありません。
中学生までに習う漢字しかでてこないんです。
「自己理解」、「やりたいこと探し」という難しい概念をかみ砕いて、少しずつ理解しやすいように構成されています。
「世界一やさしい」というタイトルは決して大げさな表現ではなく、本当にそう思います。
言葉の定義が明確
あなたは「やりたいことは?」と聞かれて答えられますか?
パッと答えられる人は少数なんじゃないかって思います。
私もまだ、答えられません。
別の質問をします。
あなたは、みんながやりたいことが見つけられない理由は何だと思いますか?
- 見つけ方がわからないから
- 仕事になんかならないと思っているから
- 自信がないから
- 世間の常識や周りに合わせてしまうから
いろいろあると思います。
八木さんの意見としては、
それは「言葉の分類が足りないから」と説明されています。
やりたいことって、答えられる人だったら、例えばこんな感じでしょうか。
- 世界中を旅したい
- あの会社に就職したい
- Youtuberになりたい
- 起業したい
これってやりたいことの意味合いが、全然バラバラなんですよね。
これはまさに言葉の分類が足りないから起こることで、前提がコロコロ変わるんですね。
本書の中で、八木さんご自身の例を、説明されています。
【八木さんの場合】
- 好きなこと(情熱)が「自己理解」
- 得意なこと(才能)が「体系立てて伝える」
そこで、こんな定義があります。
公式① 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
そして、そのやりたいことに、大事にしたいこと(価値観)が合わさって
本当にやりたいことになります。
【八木さんの場合】
- 好きなこと(情熱)が「自己理解」
- 得意なこと(才能)が「体系立てて伝える」
- 大事にしたいこと(価値観)が「夢中な人を増やす」
組み合わせた結果こうなります。
公式② 好きなこと×得意なこと×大事にしたいこと=本当にやりたいこと

本書に図付きで解説があります。
定義が明確だと、どんないいことがあるか?
それは、取り組むことが明確になるし、頭もスッキリする点です。
良い質問が良い答えを生むものなんですよね。
本文内には、質問がたくさん用意されています。
そして、巻末には、大事なこと(価値観)、得意なこと(才能)、好きなこと(情熱)を見つけるための質問が30個ずつ用意されています。
「やりたいことは何ですか?」と聞かれて答えられなかった人でも、例えば「苦手なことは何ですか?それを裏側から見るとどんな得意なことがありますか?」だったら、答えられそうな気がしませんか?
めちゃくちゃ高い壁を、やったこともない棒高跳びで越えようとするんじゃなくて、階段で一段ずつあがっていく、そんな感じですね。
体系的なので迷わない
言葉の定義が明確な上、体系的という点が、この本の最大の特徴です。
おさらいとして、「体系的」の意味を改めて調べておきました。
体系的とは、一つ一つのものがある系統に従ってまとまっているさまのことです。個々の要素が一定の順序や秩序などのルールに従いまとまめられている状態や、同じ種類のものが一つのグループとしてまとめられている状態です。
書かれている内容自体は理解しやすいのですが、考え方は今まで自分になかったもです。
なので、取り込むには繰り返しインプットとアウトプットを繰り返す必要があります。
私もまさに、アウトプットして定着させようとしているところです。
本書は、1回読んで終わりといった本ではなく、繰り返し、自分と向き合うための本として、利用するのがいいと思います。
とにかく網羅されている
大事なこと、得意なこと、好きなこと。
自己分析・自己理解の本やセミナーは、この1つだけに絞ったものがほとんどです。
1つだけなので実践しても、他の2つの視点を見てないので、成果が出にくいんですね。
この本は、3つの視点で、自己理解を進めていけるから、成果が出る可能性がそれだけ上がるんだと思います。
このメソッドが、もっと世の中に広がるといいですね!
巻末にはこんなフローチャートもつけてくれてますので、どんな状態からでも始められますよ。

あと、質問に対して、答えが出てこないという場合もあると思います。
私も結構考えこんで、ペンが止まることがあります。
人を話すという手段もいいと思いますが、こんなことを気軽に相談できる人も、身近にはいないしと思っていました。
その対策の一つとして、ジャーナリングという手法が紹介されています。
ジャーナリングとは、頭に浮かぶことを紙に書き出すことです。
ポイントは手を止めないということです。
何も思い浮かばなければ、「何も思い浮かばない」と書いてください。
頭で書くんじゃなくて、手を動かしてそこに思考がついてくる。面白いと思いませんか?
こんな風に、本書には、初めて取り組んだ人がつまづきそうなポイントにも、対処法や解説があります。
実践的な意味でも、必要な情報が網羅されているといっていいですね。
他人軸から自分軸で生きるためのコツなんかも紹介されてますので、転職しないとしても、ためになると思います。
私も最後まで読んだけど、ワークはまだ途中です。これからやっていきますね。
あなたも、ぜひ手に取って、自己理解の世界に触れてみてください。
やぎぺーさんのYoutube動画もオススメ!
著者の八木さんは、本だけではなく、Youtubeやブログでも発信活動をされています。
チャンネル名は「八木仁平の自己理解チャンネル」です。
この記事を読んで、自己理解について少しでも興味を持たれたなら、ぜひ見てほしい動画があります。
本でも紹介されている内容を動画で解説されています。
完全字幕だし、編集されているので、とにかくわかりやすいです。
両方でインプットしたら、より理解を定着できると思います。
これ以外にも、自己理解に関連した動画が150本以上アップされていますよ。
まとめ
- 本書の「世界一やさしい」は本当だと思う
- 自信のない人、現状に満足していない全ての人に読んでほしい
- 良書なのは、間違いない
- 読んで実践して、やりたいこと探しをしていきましょう
私も最近、自己理解プログラムを開始しました。
そちらで実践して得た知識や経験も、このブログで少しずつでも発信していけたらと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。