あなたは習慣化するのに必要なものは何だと思いますか?
おそらくですが、
「モチベーション」「やる気」「意志の力」
そういったワードを連想した方も多いのではないでしょうか。
はっきり言います。これらは必要ではありません。
これらが必要だと思って習慣化しようとすると、どうなるか?
私の経験上、長期的に見て、ほぼ失敗します。
このモチベーションと習慣の関連性をどう考えればいいのか、過去の自分に向けて書いていきます。
この考え方を知ると、あなたの習慣力は上がり、モチベーションの使いどころもわかるようになります。
結果的に意志力も上がってきます。
逆に知らないままだと、モチベーションの波に一喜一憂します。
結局積みあがらない人生となり、いつまで経っても自信がつかない悲惨な状況になってしまいます。
習慣は、ばかばかしいほど小さくする

なぜモチベーションに頼ってはいけないのか?
それは感情だからです。
ずっと感情をプラスに保ち続けることは不可能です。
何か突発的な出来事・健康状態・外部からの刺激によって、簡単に上下します。
これはどんな人も例外はありません。
モチベーションに頼ってうまくいくときは限定的です。
【モチベーションに頼ってうまくいくとき】
・心身ともに健康状態のとき
・邪魔するものが何もないとき
何でも熱意がないといけないと思っている。
過去の私がまさにこれにはまってしまっていました。
熱意至上主義とでも言いましょうか。
熱意がないと続けれない。熱意がなくなったら続けてはいけない。
でもそれって、正反対なんです。
習慣って、感情なくやるものなんです。
ここで、読んだ本から、私が印象に残った言葉を引用します。
「習慣的行動は無意識におこなわれるだけではない。感情から切り離されている。・・・・習慣的行動は不思議なほど無感情におこなわれる」
ジェレミー・ディーン著「良い習慣、悪い習慣」
回数を重ねれば重ねるほど、脳がその刺激になれ、新鮮さやはじめたての楽しいという感覚が薄れていきます。
その現象を、「熱意やモチベーションがなくなってきた」と解釈するか「感情から切り離されてきたってことは、習慣化できつつあるということ」と解釈するかの違いです。
習慣化の定着率は雲泥の差です。
淡々とやるということですね。
誤解しないで欲しいのは、モチベーションそのものが悪いわけではありません。
モチベーションは、私たちをポジティブな気持ちにさせてくれるものです。
習慣化できた基礎の上にモチベーションの力がオプション的に加わる。
そんなイメージです。
モチベーションの力で、習慣化しようというアプローチが良くないと言っているわけです。
じゃあどうするか?

答えは簡単です。
仕組化します。
モチベーションが0でもできるプランを立てます。
計画するときに、モチベーションが高い状態で、楽天的に考えた目標は失敗しやすいです。
モチベーションが下がったときのことを考えてないからです。
「本当にいつでもできるの?」と自問してください。
「ヘトヘトに疲れたときでもできますか?」
「人と喧嘩して、心がすさんでるときでもできますか?」
「財布やスマホをなくして、パニックになっているときでもできますか?」
ステップを細分化して、もっと簡単にします。
忙しいのが言い訳にできないように1分あれば終わるくらいの行動にします。
「こんなのくだらない」と思えたら成功です。
どれくらい小さくしていいかわからないよという方のために
具体的に言うとこんな感じです。
回数・時間を極限まで減らします。
- 読書・・・本を1分読む
- 筋トレ・・・腕立て1回
- ブログ書く・・・1文書く
もっとハードルを下げるなら、着手することを目標にします。
- 読書・・・ 本を触る
- ジム通い・・・ 服に着替える
- ブログ書く・・・パソコン開く
この段階では成果や意味は考えなくていいです。
とにかくどんな時でも続けられるところまで細分化してください。
そして、それを毎日継続していきます。
まとめ
習慣化のコツはとにかくモチベーションに頼らないことです。
最初のハードルを下げるだけ下げて、淡々と取り組むことで自然と身につきます。
モチベーションを活かせる基盤づくりをできるところから始めてみてはいかがでしょうか。