自己理解プログラムを受講し、3か月が経ち無事修了することができました。
八木さん(@yagijimpei)となるさん(@naru_katada)や自己理解プログラムで知り合った仲間からたくさんのことを学ばせていただきました。
その集大成といったら大げさかもしれませんが、今の自分の振り返りの意味も込めてこの記事を書きたいと思います。
自己理解プログラムを受けようか考えている人、そして自己理解プログラムを受講している人にとって少しでも何かのプラスになればと思います。
やりたいことは見つかった?

結論から言うと、やりたいことは見つかりました。
自己理解メソッドのやりたいことの定義を簡単におさらいしますね。
本当にやりたいこととは、(大事なこと)×(好きなこと)×(得意なこと)のかけ合わせです。
何のために、何をどうするか?
(価値観)(情熱)(才能)この3つをかけ合わせた部分が本当にやりたいことです。
私の立てたビジョンは、
「ありのままの自分に安堵感を持てる人が増え、無理なく社会と調和できる世界をつくる」
です。
長くなったので、何をどうするかの部分がビジョンに含んでいないです。
補足するなら、「挫折から立ち直ろうとしている人に習慣化の身につける方法を伝え、寄り添いサポートすることで」が入ります。
好きなことは自己啓発、習慣化、自己理解など個人の内面に向き合うことです。
得意なことは創意工夫をコツコツと積み重ねることです。
得意なことを活かせるという視点で、自己啓発の中でも「習慣化」を選びました。
ビジョンに向けた、長期目標は習慣化コーチングをして独立することです。
価値観について

やりたいことの3要素のうち、最も大切な価値観について詳しく書いていこうと思います。
価値観のSTEPは本当に、何回も考え直しました。
練りに練ったという感じです。
私の大事にしたい価値観として、
安堵、成長、本質、自分軸、向上心
を掲げました。
下から順に説明していきます。
向上心について
プログラムを始めた最初の頃、家族や友達に「自分は何が強みか?」「どんなことを大事にしてそうか?」と質問してフィードバックをもらいました。
一番多かったというか全員から言われたのは、「常に理想に向かって勉強している。向上心がある」というものでした。
自分の中では当たり前すぎて、あまりピンとこなかったのです。しかし、全員から言われたらそれってみんなそうじゃないのかと思うようになりました。
またオンラインで所属しているコミニティで「ゆーじんさんの文章を見ると、刺激をもらいます」と良く言われることに気づきました。
特に意識してやってる感覚はないのですが、これが自然にできるということなのかなと思いました。
自分軸について
じゃあ、そもそもなぜ向上心を持つようになったのかについて自分なりに問いを進めていいきました。
10代の頃から、いじめられたり仲間外れにされる経験をして、ずっと自分に自信がないと思い生きてきたからかなと思いました。
どうして、「自分はこんなに人に比べてダメなんだろう。」と自信がないことにずっと悩んで生きてきました。
他人からどう思われているか気にして、自分が全然出せない。合わせて生きていくうちに自分が何を考え、どう感じているかさえわからなくなってしまいました。
でも、そんな他人軸的な生き方では、生きていて楽しくありません。心からの充実感が得られるわけがないです。
人生100年時代と言われる現代。
何のためにするのかわからない仕事を、生活に必要なお金を稼ぐためだけにやるという流された生き方をこの先もずっとしていくのは嫌だなと思いました。
自分の内側から湧きでた欲求や本性に従い、考え行動できるようになることが素晴らしいと思います。
自由、自信なども候補にありましたが、一番しっくりきたのは自分軸という言葉でした。
本質について
意味のない会議、形骸化した業務が嫌いで、何のためにやっているんだろうと感じることが多いですね。
表面的な雑談も苦手です。(特に4人以上になると)
この本質への追究も、周りに質問して面倒くさいやつ・気難しいやつと思われたくないという他人軸な考え方で、だんだん奥底に封印してしまってたように思います。
私がこの3か月の間、自己理解プログラムにこれだけ夢中になれたのも自分の本質を追究していくことに他ならないからです。
抽象化の技術を学んで、自分なりに少しですが本質的に物事を考えられるようになったのかなと思います。
物事の本質を知ったり考えたりすることが本当に好きだし、そうしている時間がとても自分らしいなと思えます。
難しいと思って踏み込んでいなかった哲学も好きだと気づけました。
似た概念として、納得、肚落ち感を挙げていました。
肚に落ちる・腑に落ちる状態っていうのは、行動に直結するし言葉にも重みや説得力が出て、それってめっちゃいいってなりました。
物事に対しても本質を追究していきたいので、最終的に本質を選択しました。
成長について
似たワードとして候補に挙げていたのは、突破、変容、卓越などでした。
私は成長に2種類あると思っています。
日々積み重ねて少しずつできるようになる前進感の意味での成長と
生き方が変わるような、サナギが蝶になるような変容の意味での成長ですね。
このどちらの成長も素晴らしいと思っていて、自分も周りも成長しつづけることができれば、シンプルにいいなと思います。
対極は、窮屈・鬱そうとしている世界。
想像しただけで、息苦しいです。
成長しつづけることが人生において、大切だと思います。
最も大事なのは安堵感
今まであげた価値観が全て満たされた状態・世界を想像したとき、どうなってるか?どうしたいか?
それは調和でした。
私ははじめ、「どんな価値観でもつきつめていけば調和になるんじゃないか?」とそう思っていました。
自分の中での釣り合いがとれる調和もそうだし、自分と他者との関係性、社会・世界全体で見た時の集団の状態も調和が最高じゃないかと思いました。
八木さんに質問したら、調和にも分類があることを知りました。
その中で私が選んだのが、「人間の不完全な凹凸が受け入れて、頑張らなくてもありのままで安心していいという調和」でした。
ここでより深く考えることができて、また楽しくなりました。
ただ、安心は向上心の一歩前に掲げていた価値観でもありました。
「毎日ご飯が食べられる。邪魔されない寝る場所が確保されている。」などの衣食住を満たせる最低限の安心という意味です。
なので、安心ではなく違う言葉はないかと考えてみました。
そこで出ていたのが「安堵」という価値観でした。
嘘偽りのない自分で胸を張って社会と調和できている。
そんな自分を心の底から認めらているという深い安心が、私が思う安堵です。
なぜ習慣化を選んだのか?
自己啓発はもともと好きで、その中でも習慣化に特化したのは理由があります。
これまで自己啓発はたくさん学んだつもりではいました。
それでも変われなかったのは行動に移せてなく、習慣が何も変わっていなかったからです。
自己否定から入ったのも続かなかった理由です。
私は超インプット型人間でした。
ですが、自己理解プログラムで自己を向上させる自己啓発の分野が打算的な好きではなく、心から好きなものだとわかりました。
学んだ知識を実践して自分の血肉にしていくことこそが何より重要と思いました。
自己理解プログラム中に、過去に読んだだけで終わった本を見返して、小さな実践に変えていくことを始めていきました。
そうしていくうちに、学びを行動に変えたり自分の言葉でアウトプットしていく習慣って大切だと感じるようになりました。
このプログラムで学んだ自己理解についても、自分なりに発信していきたいという気持ちがあり、この記事もその思いから書いています。
私は自己理解と習慣化は車の両輪のような関係だと思っています。
例えばただ周りがやっているからという理由で、Youtubeの発信を習慣化しても、自分の価値観がわかってなかったら、自分の人生の満足度は上がりません。
一方で、自己理解して価値観が明確になっても、それを満たしていく日々の行動が習慣化できていないと、実現していくのは難しいと私は考えています。
なので自己理解と習慣化を自分の分野の2軸として据えました。
具体的にどんなことをしたか?

それでは、ここからは自己理解プログラムで実際にどんなことをしたかについて振り返りたいと思います。
主にプログラムの本内容以外の部分について、書いていきたいと思います。
質問しまくった

自己理解プログラムでは、担当コンサルにテキストで質問できるのですが、八木さんに質問しまくりました。
私はストレングスファインダーの診断により、考えるのが好きな「内省」とリスク行動を避ける「慎重さ」が上位資質にあるとわかりました。
心配になると行動できず考え込んでしまいます。
最初はこんなこと聞いていいのかなと思うことが多かったのですが、段々聞いていくうちに慣れてきました。
進め方に関することや、仕事での活かし方などとにかく気になったことは全部聞いていました。
質問するには、文章としてアウトプットしなくてはいけないので、それ自体も自分の頭の整理に一役買っていたように思います。
それに対する八木さんの回答はいつもシンプルで、本質的でした。
違うことは違うとはっきりと言ってくれる点も、良かったです。
私が長文にわたる質問をして返ってくる一行が的確で圧巻でした。
「その状態になるつまづいた小石って何ですか?」
「どんな自己批判の声でしたか?」
原文ではないですが、こういったニュアンスの回答を返してくださいました。
その質問に対してウンウン考えるわけです。
そして、自分なりの答えを出していく。この過程の繰り返しでした。
まさに「魚をくれるのではなく、魚の釣り方を教えてもらった」というイメージです。
だから、次に似たような壁にぶつかったときに、ああこれもこう考えればいいのかと少しずつ思えるようになりました。
自立を促してくれる八木さんに、本当に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
振返り日報の提出を習慣化した

日報を任意で報告するFacebookのコミニティがあるのですが、私も提出していました。
振り返り日報では、今日の良かった点、良くなかった点、それに対してどうするかといったことを自由に書きます。
1回目の個別コンサルで、「私もやろうかなと思っているけど、大縄跳びみたいに入るタイミングに躊躇しています。」と相談したら、「明日から始めましょう」と八木さんに言われ、始めたのがきっかけです。
そして、自己理解14日目から最後まで平日5日間、1回も休むことなく提出できました。
自分の中でも、またひとつ自信になりましたし、振り返りの習慣は超重要だなと思いました。
いいねやコメントなど反応が返ってくるのはもちろん嬉しいですし、仲間の日報を見るのも刺激になります。
人に見てもらうので、文章も人が読める程度までくみ上げる必要はあるのですが、それもいい訓練になっていたようにも思います。
ネガティブすぎたり、とりとめのない内容は自分しか見ない日記に書いて使い分けていました。
私が思う振り返り日報をやるメリットは以下の3つです。
- 文章に書かないといけないので、頭の中でも言語化して考えるようになる
- 文章に書くことで、客観視できる
- 書く内容を探そうとするので、日常で自己理解につながる気づきを意識できる
反対にデメリット(コスト)はこちらです。
- まとまった時間が必要になるので、最初は大変
- 何のためにやるのかを忘れてしまうと、手段が目的化する可能性がある
デメリットは習慣化したらある程度カバーできます。
とにかく言いたいのは、自分ができる範囲で始めていくのがいいと思いました。
八木さんが言われてて印象に残っている言葉があります。
「自己理解とは、壮大な振り返り。今は、これまで振り返りをしてこなかった宿題がたまっている状態」
私も、そう思います。
それが簡単にできないから人生がどんどん理想から離れていくと思います。
ですが、自己理解プログラムは、振り返りの仕方を学ぶ場所として、自分にとっては最高の環境でした。
でも、苦労して手に入れたものは大事にすると思うんです。
私も20代のころ7年間タバコを吸っていて、でも体調は悪くなる一方でやめたいなとずっと思っていました。
それでも、禁煙に100回以上失敗しています。
何度、携帯灰皿を捨てては買いを繰り返したかわかりません(笑)
ようやく禁煙に成功した今、苦労して禁煙できたので、安易な気持ちで1本だけなんて思いません。
それと同じことが自己理解についても言えます。
私は、振り返りをしてこなかったから、就職でも結婚でも、たくさん失敗し挫折し、つまづきまくりました。
だから振り返りは続ける。自己理解プログラムが完了しても振り返りは続けようと思います。
(この3か月は苦労ではなく自己理解プログラムに夢中な状態でしたが)
「やりたいこと探しはこの3か月に終わらせるけど、自己理解に終わりはない。」
とそう思います!
毎週、本屋に通った

好きなことを探すSTEPで、本屋にいって、自分が好きなものを見つけようというのがあります。
私は毎週のように本屋に行っていました。
本屋でパラパラと読むのもいいのですが、やはり好きな本、気に入った本は自宅に持っておきたいと思い、気づけばこんな感じになっていました。
https://twitter.com/yujinal_life/status/1299890816882675712
ここで、私の上位資質「収集心」「学習欲」が関連してきます。
知らない方のためにざっくりいうと、
収集心は、コレクター気質。
学習欲は、知的好奇心がキーワードです。
収集心は実用ベースで役に立つかどうか、学習欲は純粋な好奇心という違いがあります。
私は収集心の方が強く、役に立つかどうかで情報を選別する傾向があります。
自己理解プログラムを始める前の私は、自己肯定感がとてつもなく低く、完全に学習欲が飢餓状態でした。
挫折を繰り返すうちに、こんな本読んでもどうせ何も変わらないだろうと、あきらめていたように思います。
自己理解プログラムで、自己肯定感を上げるワークがあるのですが、
その結果自己肯定感が、どんどん上がっていき、自分の好奇心を開放できるようになったんだと思います。
なんか自分の持っている本を公開することはとても恥ずかしい感じもしますが、とにかく自己理解したら自分の内なる欲求に気づけてワクワクするよということをお伝えしたかったので、勇気を出してツイッターで公開しました。
先ほどの画像の本はまだ全部は読めてないので、読み進めたいですね。
(読書する時間がもっと欲しいー)
当初に立てた目標の振り返り

自己理解プログラムの最初に、自分が得たいもの、どんな状態になっていたいかを明確にするのですが、ここではその時に自分が書いた内容に関して、振り返りたいと思います。
このプログラムから得たいものは何か?
自分の資質の活かし方やダメな使い方をしないための対策
基本的な部分に関しては、クリアしたとおもっています。
- 完璧主義な思考にハマりやすい
- 周りを気にしすぎて、一人で抱え込んでしまう
これについては、今後も継続して対策を考えていきます。
自分の好きなものを明確にする
これは、明確になりました。
自己啓発や哲学、アイデア思考術などが好きです。
自分の生きる目的、仕事の目的を明確にする
生きる目的は、ビジョンにも掲げている「ありのままで生きられる人を増やす」
仕事の目的は、「挫折から立ち直ろうとする人に対して、向上心を持つ手助けをする」です。
自分も夢を持っていいという自己肯定感
これも持てるようになりました。
落ち込んだ時は、当然持てなくなるけど、そんなときは見つめなおします。
必要な問いを投げかけて、自分のやるべきことをコツコツ積み重ねするのみだと考えています。
納得感
納得感はあります。これ以上やっても、出ないというところまでやりきりました。
終わった時にどんな状態になっていたいか?
迷いがなく、他人からの批判や無視に屈しない芯の強さをもっている
批判や無視される環境を選んでないので何とも言えないけど、迷いはなくなった点は確かです。
たとえ結果が出ない時期が続いても、自分の決めた道を愚直に進められる
最初は結果がでなくて当たり前というマインドになったように思います。
たまに焦ったりするけど、習慣化は着実にして積み重ねている実感があります。
やりたいことで生きると頑張るのではなく、それが当たり前な状態になっている
これも習慣化によって、その状態に近づいていってると思います。
短距離走ではなく、長距離走のようなイメージです。
自分を受け入れて、自分の人生を切り開いていく
自分を受け入れる力はついたと思います。
人と比べて必要以上にへこんだりしない
当初、「必要以上に」と書いた意図は、無人島で暮らさない限り他人との比較なしに生きるのはできないと思っていて、比較することで気づけることもあると思ったからです。
すごい人と比べて現状の自分が無価値であるという思い込みがよく発動します。
今もたまになったりしますが、そのたびに「理想に対して、今できる一歩を踏み出す」という最善主義的な考えをするように心がけています。
目標は3か月スパンにしてみよう
実は、受験や資格試験以外で3か月以上の目標を立てたことがなかったので、今回でその経験ができました。
この振り返りによって、3か月の目標設定のループを1回回せたと思います。
今までは、年始に立てる1年の目標は振り返りすらしない状態でした。
正直、長期スパンでの目標は今も苦手です。
3か月ごとが自分には合ってるのかなと感じています。
次の3か月先の目標も同じように立てたいと思います。
まとめ

自己理解プログラムを3か月やりきって、本当に景色が変わりました。
自己理解プログラムは私にとって、「今を生きる技術を学ぶ場所」でした。
正直なところ、今も自己否定するし、落ち込むし、将来に対して不安になるし、他人の評価が気になることも多々ありますが、それも学びや気づきになっているという実感があります。
そして、それを糧にまた前進できるようになりました。
これから大変なことも、たくさんあると思います。
ですが、ここで見つけた自分の価値観・自分軸を大切にしながら磨いて生きていこうと思います。
拙い文章にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからこのブログでは、自己理解や習慣化について発信していきます。
よかったら読んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。